世は自転車ブームですが、ひとたび災害が起きてインフラが途絶し、燃料も手に入らなくなった時に大活躍するのも、自転車。
その威力は、これまでの災害でも大いに発揮されてきました。災害に強い自転車について、考えてみましょう。
最大の敵はアレ
災害被災地で自転車に乗ると、必ずと言って良いほど悩まされる最大の敵が、パンク。道路は痛み、瓦礫やゴミが散乱する中を走るのですから、当然です。
被災地では、渋滞する幹線道路を走ることも多くなり、その場合には瓦礫やゴミが多い路肩や歩道を走らざるを得ません。しかも、重い荷物を運んでいることも少なくないので、パンクの確率が高まります。しかし、開いている自転車店が見つかることも期待薄です。
とりあえず、家や職場にはチューブにゴムパッチを貼るパンク修理キットと、小型のものでも空気入れを用意しておきたいところですが、そのような修理には、専用の工具とそれなりの技術も必要です。